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2007.04.18

殺人事件に便乗する朝日新聞

朝日新聞  長崎市長銃撃―このテロを許さない

 またも長崎市長が撃たれた。

 この卑劣なテロを断じて許すことはできない。

 選挙運動中の伊藤一長市長が選挙事務所のそばで銃撃され、重体となった。伊藤氏は被爆地ナガサキの市長として核廃絶運動の先頭に立ち続けてきた。

 長崎市では17年前に、当時の本島等市長が右翼団体の男に銃撃されて重傷を負った。被爆地で繰り返される凶行に、強い怒りを覚える。

 事件は午後8時前、JR長崎駅に近い繁華街で起きた。多くの市民が行き交う目前で、伊藤市長は待ち伏せていた男に背後から襲われた。

 その場で逮捕された容疑者は、暴力団幹部だった。動機についてはまだはっきりしない。市発注工事に絡んで市との間にトラブルがあったとの情報もあるが、警察は全力を挙げて捜査し、背後関係を含めて解明しなければならない。

 伊藤市長は22日投開票の同市長選に4選を目指して立候補していた。警察の警備に落ち度はなかったのか。それも検証が必要だ。

 伊藤市長は95年には国際司法裁判所の法廷で証人として立ち、「核兵器使用が国際法に違反していることは明らかであります」と世界に訴えた。核保有国の核実験には抗議を重ねた。

 北朝鮮の核実験に関し、日本国内で自民党幹部から核保有論議の容認発言が出ると、「看過できない」として非核三原則堅持と外交での解決を求めた。

 容疑者の動機がなんであれ、反核運動が萎縮(いしゅく)するのではないかと心配だ。反核運動に携わる人々はひるむことなく、発言を続けることが、伊藤市長への激励となる。

 17年前の銃撃事件では、その1年ほど前、本島市長が市議会で「天皇の戦争責任はあると思う」と答弁していた。その後、市役所に銃弾が撃ち込まれるなど、不穏な動きが続いた。

 首長や議員を狙った事件としては、11年前、産廃処分場建設に待ったをかけた岐阜県御嵩町長が襲われて重傷を負ったことが思い出される。昨年は小泉前首相の靖国神社参拝に反対した自民党元幹事長の加藤紘一衆院議員が、実家と事務所を右翼団体幹部に放火された。

 相手が言うことをきかないからといって、暴力で封殺するようなことがまかり通れば、言論の自由が封じ込められた結果、国の針路を誤った戦前の暗い時代に後戻りすることになりかねない。

 この数年、国内の発砲事件や短銃の押収は減る傾向にある。しかし、今回の事件を機に、改めて銃の取り締まりに全力を挙げてもらいたい。

 今回の事件は選挙運動の最中だった。これで候補者がものを言うのをためらうようなことがあってはならない。

 テロに屈しない道は、多くの人たちが声をあげることをやめないことだ。そのことをいま一度確認しておきたい。



伊藤一長・長崎市長のご冥福をお祈りします。

選挙運動中に候補者が殺害されるなどという話は前代未聞です。


しかし、この朝日新聞の書き方はいったい何なのでしょうね。

この伊藤市長は1995年の長崎市長選挙で、当時の本島等市長の政治スタンスを批判する挑戦者として自民党の推薦を受け、本島市長を破り当選した人物です。

長崎市が核兵器廃絶や世界平和を求める立場は守りつつ、平和宣言に憲法第9条を盛り込むことには反対しました。

在日米軍や自衛隊、三菱重工業とのかかわりについても、サヨクを怒らせるような態度をとってきたようです。

つまりサヨクは伊藤市長を目の敵にしてきたのです。


にもかかわらず「反核運動に携わる人々はひるむことなく、発言を続けることが、伊藤市長への激励となる」とはよく言えたものです。

むりやり自らの政治的主張とこじつけて事件を非難するのを見ると本当に不愉快です。



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