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2006.08.11

サヨクが衰退しつづける理由 -2-

では、イメージ戦略に踊らされにくい政治意識の高い人たちの間でさえもアンチサヨクが優勢となったのはなぜだろう(こうした人々は従来は反自民というのが相場であった)。


それは、サヨクが全世界にたいして高邁な理想(反戦平和、人権擁護、環境、福祉 etc.)を掲げておきながら特定の国家に対しては何故か例外扱いして不正を見逃すというダブルスタンダード(二重基準・ダブスタ)を行うからだ。

こうしたダブルスタンダードは近年特に目に余るようになり、潜在的なリベラル層でさえ、もはやこれを許すことができなくなった。

不正を見逃す対象たる特定の国家とは、言うまでもなく、極度の反日国家の特定アジア(特ア)である。

国民がサヨクのダブスタを思い知らされた決定打はやはり北朝鮮拉致事件だった。

あのとき以来サヨクは奇妙な自己弁護をして今に至る。

北朝鮮拉致事件を契機に政治意識の高い人たちはサヨクのダブスタを明確に認識し、サヨクのダブスタを安全保障の観点から自民党の腐敗以上に嫌悪するようになったのだ。

その傾向は不可解なW杯報道、総選挙報道、テポドン報道などによりますます強固になっていった。

一般市民も不可解なW杯報道、総選挙報道、テポドン報道などに違和感を覚え、野党・マスコミ・文化人の二枚舌に薄々気付くようになっていった。その結果、たとえば紅白歌合戦やレコード大賞や芥川賞・直木賞なども昔ほど有難られなくなった。

つまり、あまたの階層にリテラシー能力が高まり、個々の立場で発言するようになったのだ。

こうしたリテラシー能力の高まった個々の発言がネットを通じて表現されたものの集合体、それが【ネット右翼】なのだ。


小泉訪朝後のサヨクが「アメリカのポチ」「格差拡大を許すな」「ウヨクは馬鹿」と百万遍言っても、世論のサヨク離れは止まらない。その原因は先述したダブスタに根ざすものなのだ、と改めて強調したい。

自己批判せずダブスタを取り繕う屁理屈ばかり言っているから薄気味悪さが増す。潜在的なリベラル層でさえ「これじゃ米軍追い出しても中国・韓国に無血開城してまた属国になるだけじゃん?」と醒めてしまう。

今やサヨクは完全に疑われているのだ。

サヨクは純粋に反戦平和で人権擁護やりたいのではなく、リベラルの仮面をつけた中韓朝覇権主義の使いっ走り・トロイの木馬・第五列ではないか、と。

要するにサヨクが嫌われているのは公権力の陰謀でもなんでもない。サヨク離れの原因は「“世俗性”の欠如」「いつもの旺盛な批判精神を決して中韓朝に向けることができない」の2つだ。

要するにあなたがたの自殺点なのだ。

「“世俗性”の欠如」「いつもの旺盛な批判精神を決して中韓朝に向けることができない」という二つの重大な欠点を克服しないかぎりサヨクの衰退には何ら歯止めがかからない。

西欧の左翼がいまだに強いのは、中国や北朝鮮を例外扱いせず不正を容赦なく非難することが可能であるからだ。とりあえず西欧の左翼にはダブスタを無くそうという自浄作用が働くから市民社会から多くの支持を得ている。

日本のサヨクに於いては、ダブスタを無くそうという自浄作用が全く働かなかった。

サヨクは、一般市民に見放されつつある中で反省も何もしてこなかった。醜い政治カルトと成り果てたのも必然的な結末である

(-3- へつづく)

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ダブルスタンダードがどんな話かと思ったら。。。


お決まりの特定アジア論か。
「特定アジア」って言う言葉はネット右翼が作り出したただの言説。
そんなありもしない虚構の概念を使って「ネット右翼はリテラシー能力がついた結果の産物」とは笑いが止まらん。
「特定アジア」という言葉・概念を無批判に使って踊らされてるネット右翼のどこにリテラシーがあるの?
「リテラシー」とは批判的思考能力。言説を見て,熟考し,意見を発信する能力。

昔の「サヨク」もリテラシーはなかったが,今のネット右翼にもそんな能力ついてないぞ。
Posted by 名無し at 2008.09.29 21:16 | 編集
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Posted by at 2011.05.11 17:49 | 編集
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